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#23 URBAN SPORTS STREET SHIBUYA〈1〉—— スポーツクライミング体験会/東京 2020 オリンピック・パラリンピック 5 周年記念イベント

執筆者の写真: URBAN SPORTS STREET SHIBUYA
URBAN SPORTS STREET SHIBUYA
5 時間前
読了時間: 7分

渋谷のラジオ 2026年9月放送「URBAN SPORTS STREET SHIBUYA」(前半)


ゲスト:

原田佐希さん(株式会社8611/公益社団法人日本山岳スポーツクライミング協会)

野口啓代さん(プロクライマー/東京2020オリンピック スポーツクライミング女子複合銅メダリスト)


パーソナリティー(聴き手):島田亜紀恵


※記事の内容は放送時のものです。



2026年7月25日(土)、東京ミッドタウン アトリウムで行われた「東京2020オリンピック・パラリンピック5周年記念イベント」。

イベントの中では、アスリートによる競技体験会やデモンストレーションが行われ、スポーツクライミングではゲストに野口啓代さんが登場。世代問わず多くの人が参加しました。

東京2020オリンピックから5年。競技として初めて実施されたスポーツクライミングは、そのとりまく環境や盛り上がりにどのような変化があったのでしょうか。



競技だけでなく選手を知ってくれている人が増えている


ーー体験会1回目を終えてどんなことを感じていますか?

原田佐希さん(以下、原田) 東京オリンピックが終わって5年経ってもこんなに多くの人がまだ東京オリンピックのことを大事にしているんだということを実感しました。


野口啓代さん(以下、野口) 東京オリンピックから5周年という節目のイベントとなったのですが、本当のたくさんのお子さん、大人の方にも体験していただいて、クライミングの魅力をお伝えできたのかなと思っています。



ーー東京2020オリンピックでスポーツクライミングの認知度も上がったと思います。この5年間で、競技をとりまく環境や盛り上がりに変化は感じていますか?

原田 今回ゲストとして参加していただいた野口さんもそうですが、今活躍している選手の注目度も高いと思います。街を選手と一緒に歩いていても声をかけられることも多いですし、大会を開催する時、たとえば「ボルダージャパンカップ」というボルダーの日本一を決める大会でも、選手と観客が同じ動線を歩くので写真を撮ったりできるタイミングがあるのですが、昔は数名の選手のところに列ができていたのが今は10人、20人くらいの選手のところに列ができるので、そういう意味では、クライミングだけではなくて選手を知ってくれている人が増えているなという実感があります。


野口 東京オリンピックのレガシーとして、東京都内に大きなオリンピックと同じ壁の施設ができましたし、クライミングをメディアで観ていただく機会も増えたので、たくさんの方に、東京オリンピックのお話もそうですし、ワールドカップのお話も、声をかけていただく機会も増えたなと感じています。



ーー今回の体験会には、お子さんから大人の方までいらっしゃいました。

野口 私が小学生の頃には日本にまだクライミングの環境がなく、海外のゲームセンターで初めて登ったのがきっかけでした。それから20年以上が経って、クライミングのレベルもどんどん進化していますし、今の子どもたちも、未就学児から始めるような子もいるので、本当にたくさんの人に体験していただけて嬉しいですし、こういった体験会が未来のスターが誕生するきっかけになったら嬉しいなと思います。




登っている時は一人。でも一人だなと感じることって案外なくて


ーー原田さんは、どんなきっかけがあってスポーツクライミングに関わるようになったのでしょうか。

原田 もともとトライアスロンの競技団体にいたのですが、東京オリンピックが決まったタイミングで、ちょうど前任者が退職するということで知り合いから声をかけてもらって初めてスポーツクライミング自体に興味を持ちました。

初めてスポーツクライミングを見に行った時には、ルールも選手も知らなくてまったく面白くなくて、スポーツクライミングの業界に入るかどうか迷ったくらいでしたが、日本で開催されたワールドカップのボルダーの盛り上がりを見て、業界に入ろうと決めました。

一番最初は選手が壁を見ているので面白くなかったのかなと思うのですが、世界のトップレベルの選手たちってこんな動きするんだって、あとは観客の盛り上がりに感動して惹かれました。



ーー競技中、選手は黙々と壁を登っているイメージがありますが、競技前や周りでは会話が生まれる、コミュニケーションのあるスポーツですよね。

原田 実は大会の前に選手たちは「アイソレーション」というエリアに待機していて、そこでは携帯電話とかBluetoothとか、外部と通信できる物が一切使えないので、個々で喋るしかないんですよね。もちろん集中している選手もいますし。

競技中は壁と本人との戦いになりますが、実際に壁(課題)を見る「オブザベーション」という時間があって、そこでは選手たちはコミュニケーションをとることができるので、それを見ているだけでもアットホームな雰囲気は伝わると思います。

本当に日本代表選手たち、めちゃめちゃ仲良いです。国際大会の合間にも、SNSには観光しているみんなの写真が掲載されています。フレンドリーなので、ぜひ選手たちを見かけたら声をかけてみてほしいです。


野口 もちろん登っている時は一人なのですが、私たちは普段から選手同士でトレーニングを行ったり、登っている時は後ろからの声援がすべて聞こえているので、一人だなと感じることって案外なくて、むしろたくさんの方に応援していただいて背中を押していただけますし、仲間たちと切磋琢磨して強くなってきているなと感じています。



ーーこれから競技はますます広がっていくと思いますが、もっとスポーツクライミングが多くの人に楽しんでもらうために何か必要だと感じていることはあるでしょうか。

原田 ちょっと興味があったら、家の近くのクライミングジムに足を運んでいただければ、装備がなくてもレンタルシューズなどがありますし、各ジムのスタッフが丁寧に教えてくれますので、その一歩さえ踏み出せばハードルの低いスポーツかなと思います。ぜひ近くのジムを調べるところからやってみてもらえればと思います。

クライミングは自分の体重を支えるスポーツなので、そういう意味ではしんどいかなとは思いますが、各ジムには初心者向けの課題も用意されていますので、友達と誘い合って行くと「ここは右手だよね」「左手だよね」という話も盛り上がりますし、その後の飲み会も楽しいと思います。



ーー私の周りで、大人の世代でこれからクライミングをやってみたいという人がいるのですが、第一歩としてどういうことをしたらいいでしょうか。

野口 こういった体験会やクライミングジムに足を運んでいただいて、まずは挑戦してみる、ということだと思うので、見かけたらぜひ登ってほしいなと思いますし、実際気になっている方は、勇気を持って一歩を踏み出して、クライミングジムにお越しいただけたら嬉しいです。



また東京オリンピックの感動を


ーーこれからスポーツや活動を通して伝えたいことがあれば教えてください。

原田 2028年のロサンゼルスオリンピックでも選手たちは活躍してくれると思いますし、選手たちも見てもらうと頑張ろうという気持ちになると思います。YouTubeでも競技映像が出ていますので、ぜひそちらを観て少しでも興味を持ってもらえたらなと思います。


野口 スポーツクライミングは、2028年のロサンゼルスオリンピック・パラリンピックの正式種目になりましたし、オリンピックQシリーズが東京で行われるというのも、クライミングの魅力をお伝えできる一つの機会になると思うので、また東京オリンピックの感動を、Qシリーズで、東京で味わえるような活動をしていきたいなと思っています。




トーク全編はポッドキャストでお聴きください

後半は、2026年9月に開幕した「マイナビBMX League」にフォーカスしています!





関連ウェブサイト

東京都 東京2020大会5周年記念事業

▽公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会



オリンピックQシリーズ(旧称:オリンピック予選シリーズ)

国際オリンピック委員会(IOC)が主催する総合大会。

世界のトップアスリートがオリンピック出場権をかけて競い合うだけでなく、都心でアーバンスポーツとフェスティバル要素を融合した大会が開催される。

ロサンゼルス2028大会に向けた大会は、東京、上海(中国)、モントリオール(カナダ)、オーランド(アメリカ)の4都市で行われる。


東京大会概要

大会名:オリンピックQシリーズ2028東京

日程:2028年5月4日(木) 〜 7日(日)

会場:代々木アーバンパーク(渋谷・原宿エリアに設置)

実施競技:3x3バスケットボール、自転車/BMXフリースタイル、スポーツクライミング、スケートボード(ストリート、パーク)


▽オリンピックQシリーズ2028東京財団

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