#2 URBAN SPORTS STREET SHIBUYA
- URBAN SPORTS STREET SHIBUYA

- 16 時間前
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渋谷のラジオ 2025年2月放送「URBAN SPORTS STREET SHIBUYA」
ゲスト:小原祐一さん(カリフォルニアストリート/COLORCOMMUNICATIONS)
パーソナリティー(聴き手):島田亜紀恵
※記事の内容は放送時のものです。

宮下公園のパークによく行っていた
代官山にあるスケートショップ「カリフォルニアストリート」のスタッフとして25年勤務。
小原祐一さんは、渋谷、代官山の街やスケートシーンの移り変わりも見てきました。
ーー渋谷でスケートボードをしている人って、どの辺で見かけることが多かったですか?
宮下公園のパークには僕もよく行ってました。今のMIYASHITA PARK(2020年開園)になる前のパーク、フットサルコートとスケートパークがあったんですけど、その頃はよく行ってました。パークが夜10時までやっていて、店が7時半に終わるのでその後パークに行って。その辺りもスケートショップがいっぱいあって、みんな仲いいので、そこで2時間だけスケボーしてコンビニの前で飲むみたいな、そういうノリは、一時めちゃくちゃやっていました。
ーー代官山、あるいは渋谷の街へのイメージ、何か変わりましたか?
代官山は、ここ、もっとお店が以前はあったんですけど、だいぶ静かになってきた感じはちょっとします。代官山駅の方は栄えてる感じですけど。そうですね、ちょっと寂しくなった雰囲気はあります。
渋谷は渋谷でどんどんビルが建っていくんで、まあどんどん新しくなっていくというか、ビルも全部側面が画面になってたりとか。まあ基本的なことは変わらないですけど、246と明治通りがあって、ビックカメラがあって、交番があって、スクランブルがあって。まあ、その辺のベースは変わってないですけど、周りのビルがどんどん大きくなっていってますよね。
滑れないスケートボードで帰すことはない
カリフォルニアストリートは1988年、スケートボード専門店として八王子で創業。1993年に代官山に移転しました。
ーーお店の営業スタイルとか、並んでいる商品とか、お客さんとの距離感みたいなものは、変化してきましたか?
八王子で店が始まった当初から、カタログ通販というものを始めていました。
スケートボードショップの日本の業界の中では、たぶん一番初めにカタログ通販というのを始めたお店なんです。ずっと続けて何年かに終わるんですけど、通販が多い店っていう、今でもそうですけど。
ただここ最近は、見えなかった店の裏もオープンにしたりもっとすっきりさせたりして、お客さんが入りやすい空間をなるべく作っていこうっていう感じにはなってきています。
全アイテムで言うと4000くらいあるんですけど、板はできるだけ多くしたくて、選べるように。基本的には常時800種類くらいの板は置いてあります。
お客様はいろんなとこから来ますよ。地方から来たりもしますし、近所の人も来ますし。インターネットで検索して商品数を見て「ここに行ってみたい」という感じで来られる方が多いと思います。
子どもがスケボー始めたいとか、家族で来たりする方もいますし、10代から50代ぐらいまでは来ます。
部品が取れなくなったとか、ウィール(タイヤ)を買い替えたいんだけどナットが取れなくなっちゃったとか、そういうのでオペ的なのがあったりもします。
基本的に、滑れないスケートボードで帰すことは、まずないです。そこは一番大事にしているかもしれないです。
スケートボードに関するものは取り揃えるようにはしています。
うちとしてのルールは、そのブランドがちゃんとスケートボーダーをサポートしていたり、スケートボーダーに還元しているブランドだったら、うちはウェルカムっていう感じです。
ーースケートボードを始めたいけど何から始めたらいいか分からないという方が来たら教えていただけますか?
はい!相談していただければ。
どういうスケボーをしたいか、例えばトリックはやりたいとか。ただ乗りたいとか。だったらトリックできるスケボーじゃなくてもいいよね、やっぱり乗り心地が良いものにした方がいい、とか。その人がどういう方向性のスケボーをしたいかによって、話を聞きながら、こういうのが良いんじゃない、ああいうのが良いんじゃないっていう感じで組んでいくこともあります。予算がなければ、こういう完成品がありますよ、とか。
まあもう聞いてもらえれば、何でもできる限りお答えするし、そっちの方向に導いてあげられます。

スケートボートって世界共通の言葉
自身もスケートボーダーである小原さん。
スケートボードを初めて買ったのは、15歳、アメリカでした。
ーーどんなきっかけがあってスケートボードを買ったのですか ?
ファッションでVANS(ヴァンズ)の靴が好きで。
15歳の時にアメリカに、親の仕事の関係で引っ越したんです。ニュージャージーっていうアメリカの東海岸だったんですけど、そこでヴァンズを買いたいなと思って。でも東海岸にヴァンズの店って当時あんまりなく、東海岸には僕が欲しいヴァンズがあんまりなくて。で、通販だったらあるっていうので、その時に『THRASHER』(スラッシャー:スケートボード専門誌)を買って。スーパーマーケットに売ってるんですけど、アメリカでは。スラッシャーの巻末のページに、通販の広告とかが出てるじゃないですか。ヴァンズを通販で買うために、スラッシャーを買って、で、ヴァンズを買ったんです。で、ヴァンズの靴って、スケボー用なんだって思って。
アメリカって高校生も部活ってトライアウトがあったりするんです。僕もともとバスケットボールやってたんですけど、言葉がわかんなくて部活に入れなくて。それで何か一人でできることないかなと思って、「あ、ヴァンズってスケボーの靴だ」ってなって、スケボーはちょっと前に触ったことがあったんで、じゃあスケボーやってみようかなって思ったんです。家の前の道路でずっとやってました。
中学生の時に先輩が学校にスケボーを持ってきて、「こうやるんだぜ」みたいなのを聞いて、オーリーの原理だけは知っていたので、それだけを頼りに、自分でスケボー買って、一人でそれを練習して、とりあえずオーリーできるようになろうっていう感じでやって。
僕と同じ高校に通っている人たちが近所の中学校の駐車場でスケボーしてるのを見ていたんですよ。だから、ある程度できたら、そこ行こうかなって。で、3ヶ月ぐらいは一人で家の前でずっとスケボーしてて、ある程度オーリー跳べるようになったから、そっち行ってみようかなと思って行って、まあ、仲間になっていった感じです。
英会話はできなかったです。コミュニケーションは、スケボーです。同じ趣味っていうだけでコミュニケーションがとれるので。僕は、だから、スケートボートって世界共通の言葉って思っています。
高校生の時、スケボー屋が自分の家の近くにできたので、通販しなくて済んで、その店に通うようになりました。そのお店に通ってたいたら、英語もよくわかってないんですけど、スケボー屋にいるのは、楽しかった。
その店が「Tシャツ作りたい」ってなった時に、「こういうデザインどう?」とか、そういうのがTシャツになったりという流れで、デザインは昔から携わっているというか、ただ自然の流れでやったりはしていました。
アパレルブランドを展開し仲間とツアーへ
個人ではアパレルブランド「COLOR COMMUNICATIONS」を運営、展開する小原さん。
2005年に立ち上げ、自身でデザイン、撮影、ウェブ制作、EC運営などを手がけ、ライダーのサポートもしています。
ーー改めて、「COLOR COMMUNICATIONS」がどんなブランドか教えてください。
色で対話するブランド、っていうコンセプトでは、「見て」、「感じて」、「表現する」っていうキーワードをベースにやっています。まあ大まかに言えば、僕が感じたことがただ発信されるっていうブランドです。
ライダーとしてだったり映像としてだったり、音楽だったり、いろんな人が手伝ってくれています。スケートボートだと「ツアー」っていうんですけど、みんなで楽しいスケボーを、旅行先で遊ぶ、で、映像を撮って発表するっていう感じです。
商品はカリフォルニアストリートの店やウェブでも買えます。他の日本の卸先、スケートショップにもあります。

スケートボードは自由
番組の最初にした10の質問のうち「スケートボード、どんなところが楽しい?」という問いに、小原さんは、「自由なところ」と答えました。
ーー例えばオリンピックで日本人選手が活躍して、大会を観る人も増えてきているのかなと私は思っているのですが、いろんなシーン、楽しみ方がありますよね。
オリンピックに出るような人たちとは、僕たちの楽しみ方はもしかしたら違うのかもしれないですけど、たぶん。でも元々は、僕たちと同じ、楽しいことをやるっていう延長線でうまくなっちゃって、オリンピック、選手とかになっていく、とは思うんです。
そうですね、自由です。
ランニングしなきゃいけないとか、筋トレしなきゃいけないとか、食事制限があったりとか(ない)。昔はスクールとかもなかったので、ただ自分たちで見よう見まねで覚えていく。もちろんじゃあ何時までやんなきゃいけないとか、そういうルールがないものだったんで。
好きな時に好きな分だけ遊ぶというか、一応みんなたぶん本気で遊んでる感じにはなるんですけど。
ーーお話を聴いていたら、楽しいことを自分たちで作り出す自由さ、みたいなものも感じました。
そうですね。
これやっちゃいけないとか、まあもちろんありますよ、そりゃ法律があるので。ただ、自分たちがその板切れでどれだけのことができるかを楽しんでいるっていうか、それをメイクするのを気持ち良いとか楽しいとかっていう感情が生まれるんで、たぶんそれが辞められなくてずっと続けているんでしょうね。
あと年齢も問わないですし、男女も問わないですし、国も言葉もないですし。世界中にいますから、スケーターは。
で、ビデオで観たあの場所に行ってみたいって、ただスケボーのその場所に行きたいからアメリカ行ったり、ヨーロッパ行ったりっていう、きっかけが生まれているんですよね。スケーターに会っちゃえば、なんか仲良くなれるというか、言葉がわかんなくても、まあじゃあとりあえずノリで一緒にスケボーしようよっていう感じにはなる。
ーーこれからスケートボードショップの担う役割は変わっていくと思いますか?
「スケートボードを滑れる状態にして帰してあげる」という部分は変わらないんじゃないですか。
あとは、情報。今はSNS、ネットで自分たちで情報を得ることができるような時代になったので、わざわざスケートボードショップに行って、新しいビデオが出たとか、新しい雑誌が出たとか、そういう情報を得るために来なくても自分たちで得ることはできますが、もっと"生"の感覚っていうのがショップにはあると思うので、ネットとSNSだけの情報よりは、もうちょっと"生"なものが感じられると思うので、そういう情報は発信していきたいなと思っています。
あとはまあ、基本的には、もうスケボーできるようにしてあげるっていう。ここに来れば、ローカル、仲間たちもいますし、集まる場というのは変わらないと思います。
ーーさっき何人かお店にいらっしゃって、素敵だな、そういう場所なんだなっていうのを感じさせていただきました。
改めて、このカリフォルニアストリートにはどんな方に訪れて欲しいですか ?
誰でも来てください!
何でも聞いてください。
ふらっと来てください。

トーク全編はポッドキャストでお聴きください
カリフォルニアストリートの商品のこだわり、アメリカ西海岸のスケートシーン、スケートボード仲間や日々のスケートボードの楽しみ方など。
関連ウェブサイト
カリフォルニアストリート(東京都渋谷区代官山町7-3)
COLOR COMMUNICATIONS
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